熨斗袋

今日は次女インフルで会社はお休み。長女を保育園に送った後、野暮用で近所の大型スーパーに寄った時の事。

100均ショップでヨロヨロと杖をついたおばあさんが「御見舞と書いてある熨斗袋はどれ？」と騒いでいました。少ししてレジへ行くと何やら店員とおばあさんが揉めています。買ったばかりの無地の熨斗袋を開け「ここに御見舞と書いてくれないかい？手が震えて書けないんだよ。」とお願いするおばあさんに、店員は「サービスカウンターへ行って下さい」の一点張り。マニュアル通りの対応なんだろうけど、その位やってあげたらいいのにと思っているうち、おばあさんは「もういい！」と去っていきました。

その後、隣の文具売り場で「御見舞」と印刷済みの商品を発見。しかもすぐ目の前のベンチに先程のおばあさん発見。お節介ながら「お探しの物はこれでは？」と声を掛けました。するとおばあさん、「娘がガンでオッパイを切ったんだ。家事の手伝いに行ってやりたいがこの足では役に立つどころか迷惑を掛けてしまう。一人暮らしで頼める人もいない。あの店員は冷たいよ」と一気に話してくれました。「袋はもう買ってしまったから、これにちょいと書いてくれないかい？」と言うので私で良ければと近くにあったアンケート用のボールペンで二枚書きました。私もかなりの悪筆なので申し訳なかったけど書いてないよりはいいかと。おばあさんはとても喜んで「一生忘れないよ。こんな親切な人もいるもんだ。」と残りの熨斗袋の半分をくれました。お役に立てたのなら良かった。

でも一つ、後になって心配になった事が。私ってばインフルエンザ患者の幼児を連れていたのです。直接の接触はなかったと思うけど、もし次女がクシャミを飛ばしてたら？もし熨斗袋にウイルスがついていたら？あのおばあさんが罹ってしまったらかなり重症化するんじゃないかしら。お一人暮らしだし。うー、悪いことしたかなぁ。心配です。